派遣社員でも社会保険に入れる?加入条件やメリットを詳しく解説

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「社会保険に入った方がお得!」

なんて聞くと、

「そうなの?派遣社員でも入れるのかな?」

なんて考えてしまいますよね。

 

そんな時

  • 派遣社員でも社会保険って入れるの?
  • そもそも社会保険って何?
  • 社会保険のメリットは?

なんて疑問を持ってしまうのも事実です。

 

結論から言えば、派遣社員でも加入条件をみたせば社会保険に入れます。

 

そこで、この記事では

この記事でわかること
  • 社会保険の内容
  • 社会保険の手続き方法
  • 社会保険に入るメリット

についてご紹介していきます。

 

派遣社員だけど社会保険に入りたい!と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

派遣社員は社会保険に入れる!ただし入るには条件が

派遣社員でも条件さえ満たせば、社会保険に入れます。

社会保険とは、日本の社会保障制度の1つで、国民の生活を保障することを目的とした制度です。

 

ただし社会保険には、以下5つの保険を総称して呼ばれていることがあるのをご存知でしょうか?

まずは社会保険がどんなものなのか理解しておきましょう。

社会保険に該当する保険
  • 健康保険
  • 厚生年金保険
  • 介護保険
  • 雇用保険
  • 労働者災害補償保険

それぞれ詳しく説明していきます。

保険料を負担してもらえる「健康保険」

健康保険は、医療費の3割が負担されている保険診療を受けられます。

また、受給条件に合えば各種手当の受給ができます。

 

国民健康保険の場合、全額本人となるので個人の負担が多くなってしまいます。

社会保険における健康保険は、被保険者と事業主の両方で保険料を負担するため、個人の負担が少なくなります。

公的年金制度の「厚生年金保険」

厚生年金保険は、民間企業の労働者が加入する公的年金制度です。

  • 老齢年金
  • 障害年金
  • 遺族年金

などの給付が受けられます。

国民全体でまかなっている「介護保険」

介護保険は、将来の介護費として国民全体で公平にまかなうものです。

離職後に有利になる「雇用保険」

雇用保険は、一般的に失業保険とも呼ばれています。

離職した後、働く意志があるのに就職ができない場合に限り、受給条件を満たしていれば失業給付の申請公共職業訓練を受けることができます。

業務中のトラブルを補償する「労働者災害補償保険」

労働者災害補償保険は、業務中または通勤中にトラブル(負傷・疾病・事故)の補償をするものです。

就業開始時点から自動的に適用されます。

 

ではつづいて、社会保険に入るための条件についてご説明していきます。

派遣社員が社会保険に入るための条件とは?

社会保険に入るための条件は

  • 健康保険・厚生年金保険・介護保険
  • 雇用保険
  • 労働者災害補償保険

でそれぞれ違います。

 

また、社会保険料を負担するのは就業先の企業ではでなく、派遣スタッフと派遣元の会社になります。

 

それでは社会保険に入るための条件を詳しく説明していきましょう。

健康保険・厚生年金保険・介護保険の場合

健康保険・厚生年金保険・介護保険に入る条件は同じで、以下の2つになります

加入条件
  • 雇用期間が2ヶ月以上
  • 派遣元の1ヶ月の所定労働日数が15日以上かつ1週間の所定労働時間が30時間以上

もともと2ヶ月を超えて働く契約の場合は、契約した初日から社会保険に入れます。

 

もしくは、1週間の所定労働時間が20時間以上で、下記の条件をすべて満たす場合でも社会保険に入れます。

  1. 1年以上の雇用が見込まれる
  2. 月額の賃金が88,000円以上
  3. 学生ではない
  4. 会社の従業員数が501人以上

 

ここで2つだけ注意が必要なものがあります。

注意点

① 厚生年金は満70歳以上になると入れない

② 健康保険は75歳までの方が対象。75歳以上の方は後期高齢者医療制度に加入

基本的に高齢になると保険の適用制度が変わってくることを覚えておきましょう。

雇用保険の場合

雇用保険は、1週間の所定労働時間が20時間以上、かつ31日以上の雇用が見込まれる場合に入れます。

 

同じ1ヶ月間の仕事とはいえ、4月や6月などの30日しかない月では「31日以上の雇用」の条件を満たさないので、雇用保険に入れません。

また、雇用形態によっては、雇用保険のみ加入になる可能性も考えられます。

労働者災害補償保険の場合

労働者災害補償保険(労災保険)は、就業開始時点から自動的に加入されています。

労働者災害補償保険(労災保険)は雇用主のための保険で、労働者を雇用する場合は加入が義務付けられています。

労働者災害補償保険(労災保険)の保険料は、事業所が全額負担なので被保険者の負担はありません

社会保険へ入る条件を満たしたら加入義務がある

若い人は、

「年金がもらえるかわからない」

「病院にはほとんど行かないから健康保険はいらない」

といった考えの方が多いです。

 

とはいえ、派遣社員として働いていても社会保険へ入る条件を満たしている場合、社会保険に加入しなければなりません。

 

法人でも個人でも社会保険の加入は義務となりますので、「入れるけど入りたくない」は許されません。

社会保険の加入条件を満たしているのであれば、すみやかに手続きをする必要があります。

 

では、社会保険の加入手続きは誰がどのようにするのでしょうか?

派遣社員の社会保険の手続きは派遣元がおこなう

派遣社員だからといって自分で社会保険の手続きをする必要はありません。

社会保険の加入手続きは、派遣先の会社ではなく派遣元の事業所が行ってくれます。

 

ただし、派遣社員になる前まで国民健康保険に加入していた場合は、自分で脱退の手続きを行う必要があります。

国民健康保険の脱退手続きを忘れてしまうと、保険を2重で払うことになってしまうので注意が必要です。

脱退の手続きは各市町村の役場でできますよ。

派遣社員が社会保険に加入する4つのメリット

派遣社員が社会保険に加入するメリットは

社会保険に加入するメリット
  • もらえる年金が増える
  • 保険料の一部を会社に負担してもらえる
  • 各種手当がもらえる
  • 納付する税金が減る

の4つになります。

それぞれ詳しく説明していきましょう。

もらえる年金が増える

日本の公的年金制度は、建物になぞらえて「1階建、2階建」と表現されます。

1階は、国民すべてに加入義務がある国民年金のこと。

2階は、厚生年金保険のこと。

社会保険に加入した場合、基礎年金に上乗せして厚生年金が支給される「2階建」になります。

2階建になると、老後の保証がより手厚いものになります。

保険料の一部を会社に負担してもらえる

国民健康保険の保険料は、すべて自己負担になります。

しかし社会保険に加入することで、健康保険と厚生年金の保険料を被保険者と企業で折半することができます。

そのため、自己負担額を抑えることができます。

各種手当がもらえる

社会保険には、国民保険にはない手厚い保障制度があります。

妊娠や出産で会社を長期間休む必要があっても、出産手当金出産育児一時金が支給されるので安心です。

また、業務外の病気やケガの療養で3日以上連続で休む必要がある場合、4日目以降から傷病手当金を受け取れます。

納付する税金が減る

社会保険料は、所得から控除されます。

そのため、納付する所得税住民税が減ります。

社会保険を正しく理解して将来の不安をなくそう

派遣社員でも、社会保険の加入条件を満たしているのであれば加入できます。

むしろ条件を満たしている場合は、必ず加入する義務があることを覚えておきましょう。

いままではぼんやりと考えていた社会保険ですが、今後の人生においてたくさんのメリットがあることを認識してもらえたら幸いです。